短編や企画作品
□星のカケラ番外編
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10年後ヴァリアー
「堕王子ー。咲返してくださいー。」
「しししっ。やなこった。だって咲は王子の姫だもん。」
フランとベルが咲を巡っての争い。
「あらあらベルちゃんとフランちゃんまたやってる。」
のほほ〜んとした感じで2人のやり取りを見ているルッス。
「う゛ぉぉぉい!ベルいい加減離してやれぇ!」
ベル、フランに加えスクアーロも乱入。
「あのさ、私の存在消さないでくれる。」
任務に行こうとしてベルに捕まり只今ベルの
腕のなかにすっぽり入っている咲。
「ルッス姐。助けて。」
「咲。いまのベルちゃんとフランちゃんとスクちゃんに何言っても聞かないわよ☆」
その言葉にハァ〜とため息をつく咲。
「堕王子ー。いい加減咲をミーにくださーい。」
「ししし。誰があげるかっつーの。第一王子と咲結婚するんだし。」
「「「そんなこと初めて(聞きましたー/聞いたぞぉ!/聞いたわよぉ〜)」」」
爆弾発言をするベル。
「ちょベル!私も今初めて聞いたんだけど!!////」
「しししっ。だって王子今言ったんだもん。」
自慢げに笑っているベルとは裏腹に顔を真っ赤に染め俯く咲。
そんな咲の顎を捕らえ咲とキスするベル。
「んもぉ〜。ベルちゃんったら大胆なんだから〜。」
なんだかんだ言って喜んでいるルッス。
フラン&スクアーロは唖然としていた。
「ベルのばかぁ///」
「王子それ10年前にも言われた気がする。」
バンッ!!
大広間のドアが開く。
そこには仁王立ちしているザンザスの姿があった。
「オイ咲。テメェは任務だろうが。」
「うぅぅ。ごめんなさいボス!」
「許すわけねェだろうが。」
コォォォォと手に憤怒の炎をともすザンザス。
「ちょ!ボスやめてぇ!」
「ボスいい話があるからその手をしまって頂戴;;」
「本当にいい話があるんだぁ。だからソレを聞いてからにしてくれぇ゛。」
ルッスとスクアーロの説得により拳をしまうザンザス。
「ボスーあのですねー。」
「ベルちゃん咲が」
「結婚するらしいぞぉ。」
上から順にフラン、ルッス、スクアーロと言っていく。
「ボス。本当だよ。私ベルと結婚するの。」
ザンザスに近づく咲。
「は?」
あのザンザスでさえきょとんとする。
「ボス・・・。聞いてなかった・・・・?」
「いや聞いてたが、テメェら2人とも任務に支障はださねぇだろうな。」
「「もちろん(だよ/だしっ)」」
「ふん。めでてぇ。今日の咲とベルの任務はレビィにやらせる。」
10年後ヴァリアーでこんなことがあったとさ。