短編や企画作品
□HAPPY BIRTHDAY -HIBARI-
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HAPPY BIRTHDAY -HIBARI-
いつもと変わらなぬ時間がただ過ぎていく。
「恭弥ー!!」
恭弥のところへ走っていく咲
「咲。遅かったね。」
「ゴメンネ恭弥。」
「別にいいよ。ちゃんと来てくれたんだし。」
そういって恭弥は咲の手を握る。
「行こうか。」
「うん////」
のんびり並盛の町を歩いていく。
「恭弥。どこに行くの?」
「ねぇ。海に行かない?」
「海・・・・・・。いいよっ!!」
あっという間に恭弥の家に着き、恭弥の乗っているバイクの後ろに咲は座り、咲の前に恭弥が座る。
「ちゃんとつかまってないと落ちるからね。」
「わかった☆」
恭弥に咲がつかまると、バイクが動き出す。
「今日、晴れててよかったねっ。」
「そうだね。」
2人の会話は途絶え長い沈黙が続く。
「ついたよ。咲。」
咲のヘルメットをはずす恭弥。
「わーーーー。すごい奇麗・・・・・・・・・。」
2人が来たのは並盛の外れにある海。
「季節が違うから僕たちだけだよ。」
バイクから咲を降ろす恭弥。
「私は、こうゆうほうが好きだな・・・・・。」
「僕もだよ。群れている奴ら見てると、咬み殺したくなるよ。」
「でも・・・・それって、恭弥も私といたら群れてることになるよ?」
「だって、咲は草小動物じゃなくて小動物だから、僕と群れていることにはならないよ。」
たんたんと答えていく恭弥。
「じゃぁ、恭弥は何動物?」
「僕は肉食動物で強いから群れたりはしないよ。」
「かっくいー!!ぁ、でもいくら私が小動物でも肉食動物の、恭弥に食べられちゃうよ。」
咲が恭弥の方を向いた瞬間、恭弥と咲の唇が重なる。
「////////!?」
「小動物の咲は僕だけが食べていいんだから。」
「はぅーーーーー//////」
「それに誕生日プレゼントももらったしね。」
「えっ?」
「咲から、キスもらえたからね。」
「えーーーー///。プレゼント用意してあったのに。」
「いいよ。そっちももらってあげるよ。」
「誕生日おめでと!恭弥ッ!!」
咲のかばんから出てきた小さな包み紙を恭弥は受け取る。
「咲。ずっと僕の傍に居てよね。これは僕の命令だよ。」
「恭弥もだよっ!!」
2人仲良く並盛に帰っていったとか・・・・・・・・
―END―