短編や企画作品
□スクアーロ夢
1ページ/2ページ
―イタリア―
カランカランッ。ドアの鐘がが鳴る。
「いらっしゃい。」
入ってきたのはスクアーロ。
「スクアーロじゃん!どうしたの?勝負でもしに来た?」
「う゛ぉ゛ぉい。くだらねぇーこと言ってねぇーでいつもの作れ゛ぇ。」
カウンターに座り、言う。
「はいはい。」
ニコッと笑って作りだす。
((本っっ当気分屋っていうか・・・・・・・。))
心の中でそんなことを思う。
それでも優しくスクアーロに接する。
「相変わらず錆びれたバーだな。」
「錆びれたって失礼ね!一応レストランなんですケド?」
「夜にしかやってないのにかぁ?」
「う゛・・・・・・・・・・。」
古臭い・・・・・だけども風情の在る店。
そんな自称レストランに来るお客も少なくはない。
「今日は客がいねーな゛ぁ。どーしたんだぁ?」
「本当は今日・・・・・・・休みだからね。」
「!!!・・・・・う゛ぉ゛ぉい。それは本当かぁ?」
「あはは・・・・・・うん。そーだよ?」
わりィという顔をするスクアーロ。
「大丈夫だよ。別に。」
咲は笑顔でかえし、特製のパスタとカクテルを出した。