NOVEL
□10年分の愛 3
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『すきっ…和也』
言ってしまってから後悔する。
だって和が目を見開いて私を見ている。
そりゃそうだろう。
10年間友達としか思ってなかった女がいきなりこんなことを言い出したんだから…
和也｢えっと、｣
いつも冷静な和が困ったように私を見る。
考えていた通り、困らせてしまった和を見て胸が痛んだ。
だけど、私の思いは止まらなかった。
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