文
□老鼠+孫鼠+母鼠
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ジェームスの目の前にはスターフルーツが置かれている。
「シェフのおじちゃん僕がおやつを貰いにくるの分かってたのかなぁ。」
複雑な形の果実はちゃんと皮が剥かれており、食べやすいよう輪切りになっていた。
それをフォークで刺し前歯で噛むとシャク、という良い音が耳に届く。
『ぎゃああああ!』
「おじーちゃんの悲鳴って何度聞いても面白いよね…ニヒ。」
残りのスターフルーツも全部食べてフロントに戻ると、そこにはグレゴリーの姿はなく、代わりに少量の血痕が残っていた……。
.Fin