□少年×猫
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目の前が赤く染まる。

いつの間にか熱いという感覚はなくなり、皮膚は焼き爛れていく。

ごうごうという音。

焦げた臭い。

朦朧とする意識の中で、彼の後ろ姿だけは嫌にはっきりと映っていた。



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