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□短編集
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『十代…』
ヨハンはいとおしげに名前を呼んで、ベッドで寝ている十代の顔を覗き込んだ。
そのままぐっと顔を近付けて来て、二人の唇がそっと触れ合う―――――――――………
「…っていう夢を見てさー。変な夢だったぜ、俺とヨハンがキスしてるなんて」
十代が笑いながら言う。
一方、ヨハンは顔がひきつっていた。
「へ、へえー…変ナ夢ダナア……(言えない…!十代の部屋に毎晩忍び込んでキスしてるなんて…!!)」
「だよな〜〜。…………………でもさ…、」
妙に頬を赤くした十代が言った。
「俺、ヨハンとそういうこと、もっとしたいかも……………」
End
ヨハンを幸せにしてやりたくて書きました。