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□不器用な優等生と働き者な不良
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それから一週間後。
珍しく朝から学校に来ていた十代は、妙に赤い顔をして息も荒く、熱いため息をついては目を潤ませている。
授業中もずっと机に伏せて時折体を小さく震わせていたが、4限目の終了を知らせるチャイムと共に気だるい体に鞭を打ってゆっくりと立ち上がり、生徒会室に向かった。
十代が無言でドアを開けるとそこには、あの日十代を犯したときと同じ表情をしたヨハンが椅子に座っていた。
「思ったより早かったな。…どうなってるか、見せてみろよ」
十代は無言でズボンと下着を脱ぐと、顔を真っ赤にして長めのカッターシャツを捲り、完全に勃って先走りをだらだらと垂らすものをヨハンの眼下に晒した。
「ふーん…。ローターってそんなによかったのか?」
「……ッ」
今朝、まだ授業の始まる前にヨハンに生徒会室まで呼び出されて、抵抗する間もなく、固く閉ざした蕾にローションをたっぷりと注がれてよく慣らされた。
『ローター、入れるからな。』
『ひっ、ん…ふぇ…?っあ!?ひああぁぁっ!なッ、何入れて、』
『だから、ローターだって。ああ、それと……
昼休みまで絶対にイくなよ。』
そして、今に至る。
「俺の膝の上に、向かい合うようにして座れ」
ヨハンに言われた通りに十代が座ると、爪先しか床に付かず、上半身がヨハンの鍛え上げられてきれいに筋肉がついた体にぴったりとくっついて、思いの外顔が近くなって十代の心臓が一度大きく跳ね上がる。
慌てて顔を逸らすと、ヨハンは涙の溜まった十代の目元に、ちゅ、ちゅ、と何度かキスを落とした。
ヨハンはこういう優しいキスを十代にすることが今までに何度かあって、いつもの鬼畜なヨハンとのギャップに十代は疑問を感じていた。
どっちが本当の、ヨハンなんだろう。
「ここも、」
「ひっ!ふァああっっ、ん、ん、ひゃぅ…!」
不意にヨハンの指が十代の中に入り、ぐちゅぐちゅと水音を響かせながら具合を確かめるように動く。
「言い感じに、蕩けてるな。ほら、自分で触ってみろよ」
促されて、十代がそろそろと手をのばして蕾に触ると、ぐに、と柔らかくて熱い肉の感触がした。
「中に指入れて、ローター取り出してみろよ。…バカ、一本じゃ無理に決まってるだろ?二本入れるんだよ」
「ぅう、ひぁ……っあ、むり、届かない…」
「出来るだろ?やらないなら、あの写真を…」
「!わ、わかったから……あ、ァぁああ……!」