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□だって愛は続かないでしょう?
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「っ!ど、けよ!!」

「大丈夫、痛くしねぇから。」

「ッあ!?馬鹿、し、ね!!」

「瑞稀震えてる。カワイー。」


そりゃ震えますよ、誰だって。
怖ぇもん。

何が息継ぎから教えてやるよだ。コッチは結局息継ぎなんか分かんなくて死ぬかと思った。

その上のし掛かられて力じゃ適わねぇし、怖い。

これは久々にマジで怖い。


「ヤダ…っ!ね、マジで、やめッ!!」


何年かぶりに本気のお願いをしたが、やっぱり聞き入れてもらえない。


纏めあげられた両腕はビクともしないで、セカンドもサードも知りうる限り名がついたキスは奪われた。
その内分けはほぼディープが占めていたお陰で体が痺れて上手く力が入らない。俺の足はこういう時に役に立たない。

蹴れない 動かないなんてどういうつもりで俺の足をやってるんだ。
足なら根性見せやがれ。


「んン…ハァッ…ン!!」

「…下手くそ。」

「黙れ…!!つか、退、け!!」


やばい、泣きそう。
でも絶対泣きたくない。


「本気、で…」









「   …ッ!」


遂に溢れた涙と一緒に初めて呼んだアイツの名前。

怖くてしがみついたアイツのシャツから香ったのは爽やかなシトラス。

少しだけ安心してしまったのは俺だけの秘密。


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