t i t l e

□今度こそ君に届きますように
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世の幼馴染みとやらは、あたかも外国人の様に挨拶としてキスをするのだろうか、いやしないだろう。(反語)


「…どうかしたのか?」


そもそも幼馴染みの感は全く無いから仮に世の幼馴染み達が外国人の様に挨拶としてキスをしたとしても、俺とアイツはそれに当てはまらない。


「魔除けみたいなもん。気にしないでいいよ。」


俺視点で語れば最悪な初対面の後、出会ってから二日目にして親から告げられた信じがたい事実が俺を今、現在進行形で苦しめている。

ストレスで禿げるとか胃に穴が開くとかそんなレベルじゃなく、尋常じゃない程日々俺を憂鬱にさせる出来事。

素はあんなに俺様で自己中でgoing my wayなのに(あえて同じ事を言い換えながら繰り返したのは、アイツの性格の酷さを伝えたいからだ。)相変わらず外面は良い。それもかなり。

人好きのする笑みにこれまた顔の良さを生かしてウケのいい爽やか青年を装い、更には礼儀正しさまで添えてるんだからある意味質が悪い。

つうか俺の前でもソレで居てくれれば俺のストレスなんか一発解消なのに、何故本性をさらす?








週5の家庭教師。
先生は言わずもがな、アイツ。
生徒は俺オンリー。

俺は今、神様に試されているに違いない。
でなかったら新手の虐めだ。訴えてやる。


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