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銀彩(ぎんだみ/シルヴァディ/♂)


『TESTAMATTA』のベース担当。バンド解散後は他のバンドに移ることなく、グレイスにスカウトされ、コンビを組んで十一のボディーガードをして生計を立てている。
虎威が現状打破の為に取った行動については反対派として霹靂の肩を持ったが、『霹靂に賛成』というよりは『虎威に反対』の要素が強く、そもそも虎威の理想とするバンド像と自身の望むバンド像は異なっていた(技術面を重視してメンバーを選んだ結果なので、仕方がないと言えば仕方がないのだが)。霹靂に何も告げずに行方をくらました虎威を無責任だと思っており、虎威の話になると途端に怒り始める。一方で霹靂のことは不憫に思っており、度々連絡を取って顔を合わせている。二人共はっきりとした発言が多く、とても気が合う。
自称、おだやかな性格。悪戯好き。好物はアジフライとガーリックライス。激しい関西弁もどきで喋り、声が大きくてよく唾を飛ばす。グレイスに唾がかかろうとお構いなし。話の〆のタイミングで「もうええわ!」と言う癖がある。趣味はベースを弾くことと岩盤浴。
唾を飛ばしすぎるのとイントネーションの都合上、バンド時代は理想とするバンド像を崩すことを恐れた虎威の意向で、ライブ時に猿轡とマスクを付けられていた(タイプ:ヌル時代)。ちなみにバンドメンバーの中では最年長。
フルネームは銀 彩(しろがね さい)だが、いまいちインパクトが無いと思っており、あだ名としての銀彩(ぎんだみ)呼びを定着させている。

斗さん宅もうふちゃんの恋人(もうふちゃん×銀彩)。
事の発端は、過去に同じバンドで活動していた星蔟に恋人ができたことである。星蔟を五六に奪われて初めて自身の恋心を自覚したものの、時既に遅し。以降は悶々とした生活を送り、一人で過ごす時間は自暴自棄に酒を飲み歩き、喫煙に耽る時間を送っていた。
もうふちゃんとは星蔟の薬局で出会った。恋敵の部下という立場を知って、最初こそかなりキツく当たったものの、『超常現象』の時からのファンであるという発言や、物怖じせず強引に好意を向ける姿勢から、次第に「上司とこいつ自身は別物」と考えるようになる。
年齢差を気にして、告白されても「お前はまだまだ若いんやから、よそにもっとええ奴おるやろ」「俺はもう『超常現象』のベースちゃうんや。しょうもない理想像はええ加減ほかせ」等と一蹴していたが、滅茶苦茶に酔って吐いてゴミ捨て場に倒れていた夜明けに改めて告白され、精神的に弱っていたタイミングでもあり、告白を受け入れた。
自分から好意を示す言葉は告げないまま、以降はさながらカップルのようなデートを繰り返している。いちいち自分の容姿を褒めてくるもうふちゃんに照れており、ついそっぽを向いてしまう。ちなみに、もうふちゃんが周囲に自分の存在を自慢しまくっていたことについては一切気付いていない。後に、車内でキスしてから「好きや」と自分からも告白をしている。
もうふちゃんのことはきちんと女の子として扱っており、歩く際は自分が車道側を歩き、人とぶつかりそうになれば肩や腰を抱き寄せ、長時間の買い物にも嫌な顔一つせず付き合い(自分も買い物が長いということもあるが)、勿論荷物は全て持ってあげる。それ故に、初めて一緒にホテルに行った時にはたいそう驚いたとか…掘られたとか…。二回目以降もなかなかに特殊なプレイを強いられている。
もうふちゃんと付き合って満ち足りるようになってからは笑うことも増え、以前の『カッコイイ銀彩』に戻りつつある。星蔟とは疎遠になっていたが、昔みたく会話できるようになるのも時間の問題かもしれない。


ノツキさん宅ジャスパーさんは因縁の相手。
最初こそ、立ち振る舞いから「君は素行が悪そうだ。大声もすごい、騒音だ。周囲を怯えさせるのは罪だと思わないか。何かしでかすに違いない」「せんわボケェ!」の流れで連行されるに至ったものの、以降は歩き煙草や路駐を都度発見されており、ジャスパーさんに手錠をかけられるのがお決まりのパターンと化している。
ジャスパーさんのことは同い年くらいだと思っていたが、実は年上なことを知って驚いた。しかし年上だからといって指示を聞き入れるわけでもなく、毎度交番に連れて行かれては警官に憐みの目を向けられ、解放されている。
外出すれば高確率で遭遇するジャスパーさんに、自身を探知するレーダーでも搭載されているのではないかと勘繰っている。目が合うと真顔で一直線に向かってくるところがこわい。


斗さん宅剣くんは甥っ子。
デキ婚した姉の子であるつるぎくんを「ケン」と呼び、昔から実の弟のように可愛がってきた(というか、本当の弟のことは可愛がっていない)。
剣くんからの憧れの視線が心地良く、今でも剣くんの前ではカッコつけていたい。じゃれついてくる剣くんがたまらなく愛おしい。剣くんの頼みなら何でも聞いてやりたいが、甘やかしすぎてはいけない…と思いつつ、結局甘やかしている。
グレイスだけでなく、バンドメンバーとも自身を通じて接点を持たせており、時には皆で食事に行くことも。用事が無くても遊びに来てくれるだけでめちゃくちゃ嬉しいし、仕事ぶりを聞く度にひしひしと成長を感じている。


年齢…30歳(20代前半、バンド『超常現象』所属→諸事情により20代半ば頃『TESTAMATTA』に移動→解散に至る)
身長186cm
一人称…俺/二人称…あんた,お前,呼び捨て

参考台詞
「おっ猫煎餅や。グレイス、見てみぃや!猫煎餅やで!」
「グレイスはおもろい漫才見とってもはっきり笑わんねん。こっちもしんどなるわ〜」
「あんダボ虎威は、霹靂ほったらかして一人で何処行っとんじゃ!ムカつくわ〜!そもそもあいつのことはバンド組んだ時から気に食わんくって…」
「俺を世界でいっちゃん幸せにする?上等や、飼いならしてみぃや俺のこと。できるもんならな」
「ゲッ!ポリもどきのおっさん!何もしとらんて!ほんっまにひつこい奴やな〜…」
「ぺーぺーな上にしんどい部署なんやろ?今日ぐらい兄ちゃんに甘えてようけ食い!」

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