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名称無し(ﾌﾜﾗｲﾄﾞ/♀)
貧困街に現れると噂されている都市伝説的存在。顔にバッテン印の布が縫い付けられており、痛々しいステッチが皮膚を這っている。口を覆われているが声は曇らず（大人には声が聞こえない）、ボタンが縫われている見えていない筈の目も見えている様子。
子供にはバッテン印の付いた紫色の風船が漂っているように見えるが、大人には人型としての姿が見えている。病的に細い手足がこれまた不気味さを増している。関節の概念が無く、とりわけ腕はとんでもない方向に曲がるので、なかなかにグロテスク。
自分の手を掴んだ子供をそのまま連れ去ると言い伝えられており、ただでさえ治安が悪い貧困街においては、余計に少年少女から目を離してはならない理由の一つとされている。
都市伝説は『貧困街が貧困街になる前、此処には毎日何百人と人が訪れる遊園地があった。そこで売っていた風船を持った女の子が、【都市伝説】に連れ去られそうになった際に、風船の紐で指を切断してしまったが、代わりに魂は連れ去られずに済んだ。その女の子を再び連れ去ろうと、今も【都市伝説】は風船に化けて、貧困街に現れる』という内容である。
年齢不詳
身長???cm(大人にのみ認知され、見た人間の身長+40cmの大きさで現れる)
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