短編小説
□私の居場所(TRICK、ゆめにっき)
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逃げて逃げて、逃げ着いたのは部屋だった。
ここにいても仕方ないけど。
誰が悪くて、何が間違っていて、私はいつまでこうしていればいい?
こんな思いじゃどこにも居場所なんて無い。
私は“ほか”と同じ様にできないから、部屋でひとりうずくまっているんだ。
そう言い聞かせて、苦しく笑った。
虚ろな目でドアを見る。
((人の様に振る舞えないから))
(ここに居られない)
(ここにしか居られない)
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かんっっぺき自己満足の産物。
二人の共通点とか相違点を見つけるたびに「お」と思う自分を止められないです…