短編小説

□見込みハンバーグ(TRICK)
1ページ/1ページ

帰ってくるはずだった6時半。
電話があれば5分前に火を入れ直してハイ、できあがり!

でもまた長い針がひとまわりして、もうかれこれ二時間とろ火。


こんな可愛い女性が待ってるのに、ハンバーグ煮込んで待ってるのになにやってんだ!

「あと30分したら先食べてやる…」


(でも、しおらしくして待ってたら、もしかしたら あいつは)


(少しは、気にしてくれるかな)


……いい加減煮詰まりそうだ。



――――――――――――――

同居(not同棲)中ってことで

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ