短編集
□僕の心は君のもの
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僕には、大好きな彼女がいる。
その子の名前は名字名前ちゃん。
Aクラス所属の女の子。
僕はFクラスだから、なかなか会えないけど、たまに霧島さんと一緒にいる所を見かけると、凄く幸せな気持ちになる。
名前ちゃんは霧島さんと仲が良いから、霧島さんと一緒にFクラスに来ればいいのに。
と、前に霧島さんに言ったら、
「名前は忙しいから」
と言われてしまった。
確かに、最近直接話すどころか、電話すら繋がらない。
メールも返って来ないし、学校でたまに見かけるくらいしか姿を確認できない。
勉強とかで忙しいのは分かるけど…、だからって放置されるのは寂しいな…。
それに、Aクラスレベルを保つために、勉強漬けになっているのは、精神的に辛いと思うし…。
…そうだ!
明日、名前ちゃんにお弁当を作ってあげよう!
昼休みくらいなら時間もあるだろうし、名前ちゃんならきっと喜んでくれる!
そうと決まれば、放課後に買い出しに行かなきゃ!
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