短編集

マント=
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『ねぇ秋ちゃん』

「何?名前ちゃん」

『秋ちゃんはマントを見ると何を連想する?』

「え?どうしたの、いきなり」

『いやさ、うちの弟が昨日、マントはヒーローの証なんだ!って言ってたんだけど、私は違うって思ったんだよね』

「なるほど。それで私にも聞いてみようって思ったんだ?」

『そういうこと!…で、何連想する?』

「そうだなぁ…。……私もヒーローかなぁ」

『えー、秋ちゃんも?』

「だって、マントつけてる正義の味方って、空飛べる人が多いと思わない?」

『……!盲点だった!そっか、マント=飛べるんだ!よーし…』

「え?あの、名前ちゃん?」

『ありがとう秋ちゃん!ちなみに私はマント=ゴーグル司令塔だよ!』

「ゴーグル司令塔?…鬼道君?………も、もしかして!?」










マント=





『鬼道くーん!窓から飛び降りてー!』

「む、無茶を言うな!ここは三階なんだぞ!…ってこら!押すな名字!本当に落ちるだろ!」

「名前ちゃぁぁん!鬼道君は飛べないからぁぁぁ!!」


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