Novel

□ほし
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「高杉」
一瞬銀時かと思ったが、この声は、違う。
「…ヅラか」
「ヅラじゃない桂だ」
(相変わらず、固い奴だ)
「何の用だよ?」
刀に付いた血錆を落しながら、桂の方を向く。
其れは珍しく微笑んでいて、思わず戸惑う。
「ちょっと来い、」
「はぁ?ちょっ…」
やけに機嫌の良い桂に手を引かれ、
転びそうになりながら部屋を出た。
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