Novel

□ほし
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桂と銀時の口喧嘩も終止符を打ち、
やっと四人揃って空を見上げる。
「こんな綺麗だったっけ」
銀時が一人、ぽつりと呟く。
(銀時の云うとおりだ、)
気付かなかった。

壊す事に夢中で。
復讐に夢中で。

一つの星を追いかける事に、夢中で。

(そうだ、いつだって、銀色を追いかけている)
(両思いだと、告げる事もできずに)
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