禁書(オリジナル 短編)

□特別な瞬間(とき)
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攻めサイド


日曜日
久しぶりに休みがとれたから浩斗を家に呼んでイチャイチャしようと思っていたのに浩斗は家に来てからずっと携帯をいじって俺の方を見てくれない

「浩斗?」

「ん?」

つまらくなって俺は後ろから抱きしめた

「!?やめろ//」

浩斗は驚いていきなり離れる
恥ずかしそうに顔を真っ赤にしたのがとても可愛いくてたまらなかった

「お前可愛いな」

あまりに可愛くて俺は首筋にキスをした

その瞬間に浩斗からおもいっきり頬を叩かれた

「っ痛」

「お前がキスなんかするからだよ」

浩斗は拗ねて体育座りをして顔を伏せてしまった

浩斗は普段生徒で俺は教えている立場だから学校でイチャイチャするわけにはいかない
だから家でイチャイチャしようと思っていたのに…

俺は仕方なくイチャイチャするのを諦めて仕事をしようとノートパソコンを取りに行くために立ちあがって寝室へ向かおうとした時だった
浩斗が顔を伏せたまま俺の手を掴んできた

「…どこにも行くな…//」

顔を真っ赤にして小さな声で言ってきた浩斗は目に涙を浮かべている

愛おしくてたまらず俺は浩斗を抱きしめた

「どこもいかねぇよ」

再びキスをしようとしたら拒否されてしまった
でも甘えてきてくれたことが嬉しくてたまらなかった

俺以外には見せない特別な浩斗をみれたことがとても幸せで嬉しくて

「浩斗愛してる」

「…うるさい…//」

「ずっと離さないから」

「黙れ
…俺も離れないから…//」


ずっと大切にしていくから









END

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