HAPPY BIRTHDAY
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エースの持ち

***





12月も終わりに近付いてきた頃

エースは毎日憂鬱でならなかった




日に日に口数が減り元気もなくなって笑わなくなった

そんなエースに一早く気が付いたのはルフィだった



「エース?元気ねェのか?」

ひょこっと兄の顔を覗き込む

すると何故かエースは一瞬悲しい表情を見せ「大丈夫だ」とだけ言い残し何処かへと行ってしまった

取り残されてしまったルフィ





エースどうしたんだ?
何で元気がねェんだ?
どうしたら笑ってくれんだろ?


ルフィは肌に凍みる冬の冷たい冷気の中一人で考えていた


エースの笑顔がみたい、と









「あれ?そういえばもうすぐ…」

もう12月も終わりで1月の始めはエースの誕生日だ



何かプレゼントしよう!
そうすればきっとエースも喜んでくれるはずだ!!


そう思いルフィは何をあげれば良いかと頭を捻った









そんな時ふと空を見上げた
真上には明るい光を地上に降り注ぐ太陽が雲の間から覗いていた

村の建物や風車には雪が積もり光が反射してキラキラ光っているように見える

ルフィは大空を仰ぎ閃いた



「よしっ!」

ルフィは急いで家へと戻り
帰郷していた祖父に話をした











今日は12月30日
エースの誕生日まであと2日です

さて、ルフィは何をプレゼントするのでしょうか?







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