短編(学園)
□僕の全て、
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いつからだろう…
君が居ないと、ダメになってしまったのは
どうしてだろう…
君が傍で笑ってくれていないと、
生きていけないくらいに、ダメになってしまったのは……
多分、
君に出逢ったあの日から
僕の人生は大きく変わった
僕の彼女の名前は
◯◯◯
可愛くて、優しくて…
逢った瞬間、一目惚れ
僕の勝手な恋だった
君の笑った顔が好きだった…
君の怒った顔、泣いた顔、拗ねた顔
僕を呼ぶ声……
全部、
◯◯◯の全てが…
好きだった
愛おしかった……
それほどに、愛してる
そんな君は、今は居ない…
君が居ないだけで、僕はこんなにもダメになってしまう
何をやっても、君が僕の心に出て来るんだ…
こんな女々しい僕を、君はどう思う?
ありえない、と嫌がる?
重い、と逃げる?
いや…
君は多分、
優しく微笑んでくれる気がする…
僕の勝手な考えだけど、そんな気がするんだ
君は、優し過ぎぎるから…
僕には相応しくないんじゃないか?
そう思った時は、何度もあった
だけど、君はいつも笑顔で…僕の傍に居てくれた
温かかった
嬉しかった
本当に、君が愛おしかった…
君の全てが……
愛おしかった
◯◯◯
君が居ないだけで、何も出来なくなる僕を君はどう思う?
笑うかな…?
でもさ、それくらい…
君が好きなんだ
大好きなんだ
傍に居なくても、君も同じ気持ちだって信じてるから
ごめんね…
僕も、君に頼られるよう強くなるから…
見ててよ
君が安心出来るように、なってみせるよ
大丈夫
僕には君が居るから
ありがとう
ずっと、ずっと……
愛してるから
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僕の全ては、君のモノ
(あ、◯◯◯)
(杏樹!ただいまぁ!)
(お帰り〜)
(淋しかったよー…!)
(うん、僕も)
(でも、もう当分は淋しくないね?)
(そうだね♪)
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