短編(学園)
□綺麗な長い髪
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ナル「◯◯◯先生さー‥」
『……何?』
◯◯◯をマジマジと見る鳴海
ナル「髪、かなり伸びたよね」
『そうね』
ナル「◯◯◯先生の髪って、サラサラだし綺麗だし色もいいよね♪」
『…ありがとう。でも、いきなり何?』
ナル「うーん?素直な感想を述べてみたんだけど♪?」
『…そう』
雑誌を読みながら、紅茶を口に運ぶ◯◯◯
ナル「昔は、伸ばしたことないよね?いつも、肩くらいの長さだったし」
『えぇ』
ナル「何で伸ばそうと思ったの?」
『…気まぐれよ』
ナル「気まぐれですか?」
『…うん』
ナル「まぁ、◯◯◯先生はどんな髪型でも似合うからね♪」
鳴海は、にこっと笑う
◯◯◯は雑誌に目を通したまま、『‥ありがと』と一言言った
『…ねぇ‥』
ナル「んー?」
『紅茶、飲みたい‥』
ナル「……それだけ?」
『うん』
ナル「◯◯◯先生が煎れた方が、美味しいと思いますけど;」
『貴方が煎れた紅茶が飲みたいの』
ナル「まぁ…;いいですけどー‥?;」
『ありがとう』
ナル「じゃぁ、ちょっと待ってて下さい」
『えぇ』
そう言って、キッチンに行く鳴海を、◯◯◯は黙って見つめた…
そして
一瞬優しく笑うとまた雑誌に目を通した
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