桜の花が舞う季節

□[06]IN RUDERZ
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あたし達は遮魂膜…瀞霊廷を覆う結界へとぶつかった。

通り抜けれたコトは良いとしても、今は結界にぶつかった砲弾が溶け一時的にあたし達に絡み付いている。だから地面に落ちずにいるが…じきに渦を巻いて破裂し消滅する。

これだけ皆が離れていたら、衝撃でバラバラにとばされてしまう…




『聖流、楓!変化しろ!!』


聖「りょーかい、隊長…!」


楓「わかった!」




あたし達は動物の姿へと変化した。

ズ…ン、ゴオォォ…!!

凄い風力の渦があたし達を取り囲んだ。




夜「…始まったぞ!!」


岩「う…おおォッ!?飛ばされてたまるかよッ!!」


護「おわ――ッ!?」


岩「よけろテメー!!」


護「こっちくんなー!!」

雨「何してるんだ君達は!?」




全くだ、この状況でコントをしてる場合ではない。




夜「それぞれ近くにおる奴を掴め!!絶対に離れるなよ!!」


護「くそッ!!」


岩「何がクソだコラァ!!」


『一護!』


護「先輩ッ!!うおっ…猫化!?」




あたしは一護の肩に飛び乗り掴まる。




聖「チャド肩、借りるぞ」


茶「ム…」


織「わぁっ!?」




チャドは織姫を掴んだ。聖流はチャドの肩に掴まった。




楓「雨竜!」


雨「紅…っ!?わ……ッ」




楓は雨竜の肩の上、それぞれが位置に付いたな。
その時だった、雨竜と楓が渦に呑まれ飛ばされた…チャドは掴もうとするが、その手は空を切る。



聖「しまっ…楓!雨竜!!」


茶「…く…!」


聖「おいッ…チャド!!」



チャドは飛ばされた雨竜を追い、掴むと雨竜を渦の中へ投げ飛ばした。

自分を犠牲にして雨竜を守った…




雨「さ…茶渡くん!!」


護「チャ…チャド!!!」


『(聖流…そっちは任せたよ)』




チャドと聖流は飛ばされてしまった…

大丈夫だ。チャドには聖流が付いている。




夜「案ずるな!奴なら必ず生き延びる!!聖流も付いておる!」


護「くそ…ッ!!井上!!」


織「黒崎くん!!」




2人は手を伸ばすが、あと一歩のところで届かず…あたし達はバラバラに飛ばされた。

あたしも一旦、一護から離れ1人飛ばされることにした。

あとはみんなの幸運を祈るばかりだ。











聖「…このままじゃ御陀仏だな。どうするよ」


茶「…何とかする」


聖「任せた」










織「掴まってて石田くん!紅くん!」


楓「僕も手伝うよ、織姫ちゃん」


織「火無菊、梅厳、リリィ!“三天結盾”!!」

楓「守の壱“風の颯”!」










護「な…なんだよ!?バカヤロ、てめっ」


岩「さがってろい!!」


岩「砂になあれ!!“石波”!!」







皆がバラバラになってしまったが、目指す場所はただ一つ。

目的は全員同じだ。





さて、ここからが本番だ――――――





















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