桜の花が舞う季節

□[02]Big man
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兒「…な、なん…何だお前ぇ…!?」


護「…こっちが構える前に斬りかかるのは――礼儀知らずって言わねぇのか?」


兒「ぐふはははははは!!」



兒丹坊は急に笑い出した。




兒「やるなお前ぇ!!いいど!オラの斧を受げ止めだ奴なんで、何十年ぶりだべ!!」


護「『……;』」


兒「…よぉす、んだら今日は久しぶりに…手加減無すでやるべ!!」


兒「頑張れよ小僧…今までのオラの斧を一発目で止めれだ奴はお前ぇを入れて三人…けんど二発目の技までを止めれだ奴は…」




兒丹坊は斧を大きく振り上げる…




兒「一人もいねぇど!!!」



ゴドォン!!!……――


土煙が立ち上がる…
その中から兒丹坊の斧を受け止めていた一護の姿が、チラリと見えた。




兒「むふ!!よし!まだ立っでるだな!!」


兒「まだまだいくど!!喰らえ!!十本兒丹打祭だ!!」




巨大な斧が何度も何度も一護に振り下ろされる…



兒「いーぢ、にーい、さーん、しーい、ごーお、ろーぐ……しーぢ、しーぢ、はーぢ…えーっど…ろーぐ、はーぢ……」




自分が何回、斧を振り下ろしたのかも忘れるくらい兒丹坊は斧を振り続ける…




兒「そろそろフニッシュいくど―――…十ッ!!!」




最後の一振りが決まった…

周りにあった岩はズドンッ!!という音を立てて、崩れ落ちていく。


土煙が晴れていくと同時に、中からは片腕で斬魄刀を持ち、兒丹坊の攻撃を受け止めている一護が居た。




兒「な…なんで…お前ぇ…まだ立っでいられるんだ…!?」




雨「た…立ってる…黒崎が立ってるぞ…!」


織「…黒崎くん…!」


聖「●●●は…おー傷一つ付いてねぇな?なら、いい」


楓「甘いね聖流…もし掠り傷一つでも付いてたら……兒丹坊も一護も命はなかったよ」


「「「(…怖ぇ!!!この二人…絶対ヤバい…!!)」」」




聖流と楓の恐ろしい笑みに、その場に居た雨竜達は脂汗が出ていた…




















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