桜の花が舞う季節

□[01]City of grim reaper Rush
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* * * * * * *




―――――……


●●●達の前には、何とも言えぬ、不気味な景色が広がっている…






雨「――――…!」



織「ここが…」



護「…断界…!」






―――ドドドドドド…






夜「さぁ!呆けるな、走れ!!拘流の壁が追ってくるぞ!!」






4人と4匹は、後ろから迫り来る壁から逃げるため、必死に走る…






雨「ほ…ッホントに追いかけてくるぞ!僕達が走り抜けた所がどんどん崩れてきてる!」



夜「話す暇があるなら一歩でも進め!拘流に呑まれれば、お終いじゃぞ!!」





夜一がそう言った時にはもう遅く、雨竜は触手のようなモノに捕まってしまった…






雨「え?うわっ!?」



『雨竜!』



護「バカ!変な服着てくるからだ!!」






一護は斬魄刀を抜こうとする…






夜「待て!斬魄刀は使うな!!」



『拘流は霊体を絡め取るのよ!』



聖「斬魄刀を振れば、テメェも呑み込まれるぞ!」



護「じゃ…じゃあ、どうすりゃ…!!」






その時、

チャドが雨竜に絡まっている拘流を引きちぎって、雨竜を助け出す。

雨竜がお礼を言おうとした時、チャドは雨竜を抱えて走り出した…

その間にも、止まることなく拘流の壁は迫ってくる…






雨「お…降ろしてくれ茶渡くん!自分で走れるから!降ろ……!!?」






チャドに抱えられて後ろを向いていた雨竜は、自分達の後ろから、何かが近付いて来るのに気付いた…






雨「ま…待ってくれみんな…何か…何か来てるぞ…!」



夜・聖・楓「『 !! 』」






巨大な生物のようなモノが、もの凄い速さで迫ってくる。






雨「な…何だこいつは!?」



夜「《拘突》じゃ!!」



楓「七日に一度しか現れない“掃除屋”だね」



聖「ついてねェーな…;」


『いいから、とにかく逃げなさい!』



夜「あやつは恐ろしく早いぞ!!」






皆は必死に走る…


そして、目の前には出口が見えてきた。






夜「急げ!じき出口じゃ!!」






だが…あと少しというところで、追い付かれてしまう…






雨「だ…ッダメだ…!追い付かれ…」






皆が、もうダメか…と思った瞬間、楓はチャドの肩に素早く飛び乗ると後ろを向く。

●●●も後ろを向き、叫んだ…






『守りなさい“月刃”!!』



楓「守ノ壱“風の颯”!!」(シュノイチ・カゼノソウ)






2人がそう叫ぶとシールドが現れ、拘突とぶつかり大きな音を立てて爆発した…

その衝撃で全員は出口から投げ出され、凄い勢いで地面へと墜ちていった…



























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