桜の花が舞う季節
□[05]cold rain
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好きだの
嫌いだの
面倒なことだ。
思慕の情も
親愛の情も
友情も……
面倒なことだ。
いずれ離れねばならぬ場所ならば、
どれも枷にしかならぬ。
思慕の情も親愛の情も友情も…
本当に
本当に……
面倒なことだ……
まして、それを羨む感情など…
どれも死神には必要の無い感情だというのに。
私は…無様だ……
こんな時……
お前なら、お前が傍に居てくれたら……
ル「―――●●●…私は、少しこちらの世界に長く関わり過ぎたのか…?」
「イィエーッス!!分かってんじゃねェか!!」
ル「!!!」
ルキアが呟くと、上から声が降ってきた。
ルキアはバッとその方向を向く。
そこには刀を抜きながら口角を上げて笑っている死神の姿があった。
「まァ、言い方変えりゃーこうして現世に長居したおかげで、テメェはちっとばかし長生きできたってコトだがな!ルキア!!」
ル「…貴様…恋次…!阿散井 恋次か…!!?」
ルキアは驚いて声を荒げた。恋次はいきなり斬り掛かる…
恋次の霊圧にルキアは冷や汗を流した…
恋「吐けよルキア、テメェの能力を奪った人間はどこにいる?」
ル「な…何を言っておるのだ…?義骸に入っておるからといって、力を奪われたとは限らぬし…ましてその力を奪った相手が人間だなどと…「人間だよ」」
恋「でなきゃテメェがそんな人間みてーな表情してる筈が無ぇ!……なァ、朽木隊長!」
気配もなく後ろに居た男にルキアはよりいっそう、冷や汗を流し固まってしまった…
ル「――白哉……兄様―――……!!」
白「……ルキア」
白哉は冷たい眼差しでルキアを見下ろした。
その後…
恋次は何度も何度もルキアに斬り掛かる…
ルキアはギリギリで交わしているが、色々な所を怪我しながら逃げ回っていた。
そこへ、たまたま通りかかった?
石田 雨竜が助けに入るが、恋次には適わず負けてしまう。
恋次が雨竜にトドメをさそうとしたその時…
ルキアを助けに来た一護が登場したのだった――――
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