桜の花が舞う季節
□[03]death It starts moving
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――――――…クロサキ医院。
「お兄ーちゃーん!」
「一兄ィー!」
護「どうした?」
一護をお兄ちゃんと呼んだ2人は、一護の妹達……夏梨と遊子。
遊「お姉ちゃん達が来たよー!」
護「部屋に居るから上がって来てくれって、言ってくれ!」
遊「はーい!」
下ではお邪魔します。と礼儀正しい声が聴こえた。
その声の主達は、ゆっくりと階段を登ってくる…そして、一護の部屋に三人の男女が入ってきた。
『やっほ、一護』
聖「オッス」
紅「よ、元気か?」
入ってきたのは、●●●、聖、紅の三人。
護「どうしたんスか?」
『一護に用はなかったんだけど、何となく一護の顔が見たくてきた』
護「そうっスか…;」
聖「遊子ちゃんと夏梨ちゃんに頼まれてた菓子を持って来たんだよ」
紅「嬉しそうな顔してたね」
●●●は黒崎家と仲が良かったりする。
一護やチャドが喧嘩をしてケガをした時に、運んできたりするからだ。
そして今日は、前に●●●が遊子と夏梨に頼まれていた手作りお菓子を持ってきた、ということだ。
護「すんません●●●先輩…アイツらの我が儘聞いてもらっちまって」
『気にすんなって、好きでやってる事だから!』
聖「ホラよ、これはお前にだ」
一護は紙袋を渡された。
中には上手にラッピングされた箱が入っている。
護「何っスか、コレ?」
聖「お前の分、取っといてやらねェーとな、下で全部食われちまうだろ?」
ラッピングを解くと、中には生チョコやガドーショコラなどの、チョコレート系のお菓子が入っていた。
チョコ好きの一護は嬉しそうな顔をして●●●にお礼を言った。
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