桜の花が舞う季節
□[01]three person&blackcape strawberry
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――――――……空座町。
真夜中…空座町は静まり返っている。
綺麗な満月が空座町を美しく照らす。
その空座町を美しい満月を背に、空から見下ろす影が三つ……
『あらら、この霊圧はルキアの』
「……大変な事になってるな」
「そうだね、この制御仕切れてない馬鹿デカい霊圧は一護のもの…アイツ死神になっちゃったね」
「ルキアの力は無くなったか……面倒くせぇー事になりやがって;」
呑気に話す青年と呆れ顔で話す青年が2人…
「どうすんの?色々と“何か”が絡んでる気がするけど?」
「こりゃ…嵐が来るどころの話じゃねェな;」
2人の言葉に真ん中で、足を組み、頬杖を付いて座っている女が、口を開いた。
『少し様子を見よう……一護の事も気になる』
「あぁ」
「オッケー!」
女は立ち上がる…
『帰るよ。……聖流、楓―――』
3人の姿は一瞬で消えた…
満月の美しく輝く夜…
今日、この日一人の少年の運命の歯車が回り出す。
名を“黒崎 一護”
死神となった一護の運命は――――――
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