桜の花びらが舞う季節
□[14]Nostalgic Day
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昨日、1日だけ休暇をもらった●●●は懐かしい面々に会え、有意義に休みを過ごせたらしい。
そして、今日からまた仕事へと戻った…
『……はい、これで大丈夫ですよ』
「あ、ありがとうございます!!//」
『いいえ、お大事に』
「はい!!」
こうして何度、赤面して帰って行く人達を見た事やら…
トン!トン!
『はい』
ドアがノックされたので、返答する●●●。
「僕です、山田花太郎です」
『どうぞ』
「失礼します…」
今、入って来た山田花太郎…
最近四番隊に入隊してきた少年だ。
気は弱いが、才能はある。と●●●が色々と面倒をみている。
花太郎は助手みたいなもので、行動はほとんど共にしていた。暇さえあれば●●●に医療を教えてもらったりしている。
『おはよう、花太郎』
花「おはようございます!」
『良かったー、花太郎が来てくれると助かるのよね』
花「いやぁ…逆に物凄く迷惑を掛けて…すみません…」
『何言ってんの、花が助手になってから、あたしはとても助かってるよ』
花「●●●さん…」
『はい!分かったなら、次の患者さんを呼ぶ!』
●●●はにっこりと笑った。
花「は!はいっ!」
心の中で、可愛いな。と思った●●●だった。
花「次の方どうぞ……ヒィィ!!!え…あ゙…うわ〜っ!!?」
『 ?! 』
花太郎の悲鳴が聞こえたと思ったら、今度はドカッ…という音とともに花太郎が何もない入り口で、ハデに転んでいた。
『ちょっと…花、大丈夫?』
●●●は花太郎に駆け寄った。
花「だ…だいじょ…ぶ、です…」
『もう、危なっかしいわね;』
花「スミマセン…そっ!!それより、患者さんがっ!」
『ん?………』
●●●は患者のいる方を見て…
「…………」
『…まぁ、確かに。花がこんなになるのも無理ないわね』
「うぉい!!俺のせいか!!」
『とりあえず、中に入りましょうか』
「ムシかッ!?」
●●●と花太郎、男2人は治療するために中へと入った。
『花太郎。×£#¢※とΔβδとμ#κθ』
花「はい」
●●●は薬の名前を言い、花太郎に調合させる。
その間に、男の治療に取り掛かる…
『少し失礼しますね』
「あぁ…」
『てか、何で頭から血は出てるし、そこら中痣や傷だらけなんですか』
そう、花太郎が驚いていたのは、目つきの悪い…ハゲ?の男が頭から血を流して立っていたからだった。
「あー…これは」
『あ、その前に。所属の隊と名前、教えて下さい』
「……十一番隊の斑目一角だ」
「同じく、十一番隊。綾瀬川弓親だよ」
『そうですか』
にこっ、と笑みを浮かべる●●●に一角、弓親は少し赤面した。
『それで?』
角「あぁ…先輩に扱かれてだな」
『この頭の出血は?刀傷よね?』
弓「そうなんだよ。一角バカだから、ガチでやるんだって言って」
『木刀じゃなくて、本物でやったわけだ』
そうだ。と言う一角に呆れ顔をする●●●。
『その先輩はケガしてないの?』
角「掠り傷だからいいってよ」
『そ、』
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