桜の花びらが舞う季節
□[09]Sword and reason
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六番隊隊舎
白夜に呼ばれた●●●は、急いで仕事を終わらせて来たのだった
ここでも、隊員達が●●●を見るなり嬉しそうに声をかけてくる
「!○○○さん!こんにちは!!」
「○○○さん!こんにちは//!」
●●●はにっこり笑って挨拶をする
隊員達は照れながら●●●に話しかけてくる
「ど、どうして○○○さんが六番隊へ?」
『えっーと‥朽木隊長いる?』
霊圧が感じられるから居るはずだが、一応聞く●●●
すると
奥から例の人物が現れた
白「兄か、よく来た」
『こんにちは、朽木隊長!』
白「上がれ。茶でもだそう」
奥へと歩いて行く白夜に●●●は隊員達に手を振ると白夜の後をついて行った
部屋に着くとお茶を出された
しばし沈黙が続いていたが、別に静かなのは嫌いではない●●●は部屋から見える景色をじっ…と見ていた
すると、白夜の方から声をかけてきた
白「兄は、私が恐くないのか?」
いきなりそんな事を聞かれ、少し驚いた●●●だったが白夜にさらっと返答した
『いや、全然ですけど?』
白「全然か‥兄の噂はよく耳にはするが、それは噂に過ぎないと思っていた」
●●●は首を傾げて、不思議そうに白夜の話を聞いていた
そんな●●●を見て白夜はふっ‥と笑う
白「だか、噂は全て本当だったようだ」
『でも、噂が全てってわけじゃないと思いますよ?』
『本当のあたしはみんなが思ってるような人間じゃないから』
白「…そうか」
また沈黙になるかと思えば、白夜が口を開く
白「兄の斬魄刀はどういったものだ」
『あたしの、斬魄刀ですか…?』
●●●は困ったような表情をする
うーん…と悩んでいたが、何か思いついたのか白夜に言った
『じゃぁ、あたしの秘密を教えますから。そしたら朽木隊長もあたしの質問に答えてくれます?』
●●●はにっこり笑う
白「私に条件を言うとわな、大した度胸だ。質問の内容によってだ‥答えてやろう」
『ルキアの事です』
白夜は少し驚いた顔をして●●●を見た
『どうしてルキアを養子にしたのか‥それを教えて下さい』
白「何故‥兄がそんな事を聞く‥?」
『ルキアは‥朽木家に来たことで大きく人生が変わりました』
『楽になった事もあるかもしれない。だけど‥その反面、辛いことだってある‥』
『ルキアがここに養子に来て“本当”の理由を知らずに生きていくのは‥悲しいし、辛い』
『あたしはルキアを‥独りぼっちにはしたくない。ルキアをちゃんと見てくれないのなら‥ルキアを返してもらいます』
白夜は難しい表情をしていたが…
ゆっくりと口を開いた
白「…兄は“本当”の理由と言ったな」
『はい』
白「…何故そう思った」
『緋真さんにそっくりだと言う理由で、朽木隊長がルキアを養子はしないと思ったからです』
白「…そうか」
暫し沈黙が流れる…
白「…ルキアは、緋真の“妹”だ」
●●●はなるほどと、心の中で思った
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