桜の花びらが舞う季節

□[08]Best friend
2ページ/3ページ






―――――……






2人は誰もいない

穏やかな場所に来ていた




そこに2人は並んで腰を下ろす





最初はボーっと遠くを見たり空を眺めて何も話さなかった2人だったが‥


少しして●●●が口を開いた








『…ここ、いいでしょう?あたし、こういう場所が好きなのよ』





ル「…意外だな、お前はもっと明るくて人が賑わう所が好きそうな感じだがな』





『そう?人が多い所は嫌いじゃないけど、あたしはこっちの方が好きかな』





ル「私もだ」








2人は笑った









『…ねぇ?ルキア』





ル「なんだ?」





『恋次の事だけどさ、アイツ馬鹿だからあんな事言ったかもしれないけど…』





『本心じゃないのはルキアもわかってるでしょう?』









ルキアは黙って●●●の話を聞いている









『2人共、素直じゃないだもの…このまま気まずいなんて嫌でしょう?』




『ゆっくりでいいから仲直りしなさいよ?また4人でご飯食べたりしたいからさ…』









●●●はルキアが震えているのがわかった…



下を向いて必死に泣くのを堪えているルキアを●●●は優しく抱きしめた








『…バカねー、泣きたい時は我慢しなくてもいいのよ」








ルキアは●●●の死覇装をギュッ…と握ると震えた声で言った…








ル「わ…たしは‥行くなと…言ってほしかったのだ…」





ル「…嘘でも良いから…止めてほしかった…!!」







『…恋次は、口は悪いし、顔怖いし‥素直じゃないし、馬鹿で意地っ張りだし…』







『…でもさ、恋次は優しいひとじゃん?だから、ルキアに幸せになってもらいたかったのよ…そうでしょ?』






ル「…莫迦だなアイツは…」






『誰よりもルキアの幸せを願ってる…』






ル「…そうだといいが…」






『それはルキアが一番わかってるでしょう?』







ル「…そうだな」














next→
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ