桜の花びらが舞う季節
□[06]First practice and 69
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――今日は現世での初実習。
●●●たち3人は集合場所へと向かっていた
すると、目の前に黒髪の見慣れた女の子の後ろ姿があった
●●●は見つけた途端、走り出し嬉しそうに女の子へ抱き付いた
ル「Σふぎゃ!!」
『ふぎゃ!!…って、アンタね;;』
ル「しょ!しょうがないではないか//●●●がいきなり抱きつくからであろう!」
自分の発した声に、恥ずかしくなったルキアは少し頬を赤らめながら●●●に言った
恋「何ボーッとしてんだよテメー!」
恋「まさか、2ヶ月も経ってまだクラスに馴染めねぇーとか、言うんじゃねぇだろうな!」
ル「何を!貴様こそ・・・!」
『もう!恋次はすぐルキアの事苛めるんだから!』
聖「素直じゃないんだよ、コイツは」
『そうよね、ルキアが心配なんだ‥って、言えばいいじゃない』
恋「誰がだ!!てめぇら勝手な事ばっか言ってんな!!」
3人がギャーギャー騒いでいると・・・いや、恋次が1人で騒いでいると、ルキアが3人の荷物に気付いた
ル「・・・お、大荷物だな‥?今日は何かの実習でもあるのか・・・?」
聖「あぁ、現世でな。かなり面倒くせぇけどな」
恋「おめぇは何でそう、面倒くさがりなんだよ…;」
聖「フッ‥“バカ”には天才の苦労がわかんねぇのさ」
バカを強調して鼻で笑う聖流に恋次はギャーギャーと叫んでいる‥
聖流はそれを適当にあしらう
恋「覚えとけよ!!●●●!行くぞ!」
『…えっ?ぁ、うん』
聖「お前と一緒に行きたくねぇってよ」
恋「ンな事言ってねぇーよ!!」
聖「心の声が聴こえた」
恋「嘘付け!!なぁ、●●●?」
『はい、はい。じゃぁね、ルキア!今度デートしようね!』
ル「そうだな、デートは考えておくよ!」
『バカね!絶対よ!』
ル「はは!わかった!」
●●●はルキアに笑顔を向けると、2人を連れて歩き出した
『なんか‥ルキア寂しそうだったね…?』
聖・恋「「そうか・・?」」
ルキアの微妙な変化に気付いたのは●●●だけだった…
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