桜の花びらが舞う季節
□[02]oath
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―――…あれから数年
2人は昔の少年・少女ではなかった
面影はあるが立派に成長していた
聖流は背も伸び凄く格好良くなっている
●●●も肩くらいだった髪の毛も腰くらいまで伸び、綺麗な顔立ちにスラッとした足に雪のような白い肌
まさに美人と言うのにふさわしい女性になっていた
そんな2人はあの小屋で楽しく暮らしていた……
『へぇー、聖流霊力あるんだ』
聖「あぁ、まぁな。お前もあんだろ?」
『うん。聖流は死神にならないの?』
聖「どーだろうな。別にこのまま暮らしててもいいけどよ、強くなりてぇって気持ちはあるな」
『どうして強くなりたいの?』
●●●は首をかしげて聖流を見ている
聖「自分の誓いを守れるように、だろうな」
●●●は余計に頭の上に?を浮かべて眉間に皺を寄せていた
聖流はそれを見て笑った
『なんで笑うの』
●●●は風船のように頬を膨らましている
聖「お前の顔が面白くってさ!」
『失礼ね!!』
聖「あんま怒ると、よけいブスになんぞ?(笑」
『うっさい!!バカ聖流!!今日のお昼抜きね!!』
それは嫌だと、聖流は●●●謝った
聖「悪かったって;;」
『許してあげてもいいよ?ただし!!条件付きで(妖笑』
聖「わーったよ!で、なんだよ…」
『一週間、家事代わってね』
聖「はぁ!!?なんで!!」
●●●はううっと両手で顔を覆い泣き真似をした
『酷い…わかったって言ったのに…聖流が約束を破る人だとは思わなかったわ…ううっ…』
聖流は呆れていた
聖「わかったっての…めんどくせぇーな;」
『やったぁー!もう聖流大好き!』
ヤッター!と●●●は聖流に抱きついた
聖「うおっ!!あっぶねーな;;」
『で?自分の誓いってなに?』
またそこに戻んのか!!と聖流は心の中で思った
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