桜の花びらが舞う季節

□[16]Swing Come down Blade Thinking
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――――この日、ある死神らの運命が変わる…










凛とした表情で歩く●●●と聖流。


今し方、2人は中央四十六室に呼ばれ…向かっている最中だった。



そして2人は中央四十六室へと足を踏み入れた…





『…………』



聖「…………」






四十人の賢者と六人の裁判官に囲まれ、重い空気が漂う。






「○○○ ●●●、久遠 聖流――お前達に使命を言い渡す」



『…………』



聖「…………」






使命…


聞こえは良いが、それは表向きの話。
多分、何か裏がある。と2人は思っていた…






「王、直々の命により…お前達を王属特務に任命する」



聖「王属特務?」



『何故…私達が』



「王がお前達をお気に召したのだ」



『……零番隊、にでもなれと?』



「そうだ、話が早くて助かる」






いきなり話が次々に進んでいく…






「そして、もう一つ…」



『まだ…何か』



「お前達には―――“死んでもらいたい”」






“死んでもらい”


四十六室の裁判官の言葉に、2人は眉間に皺を寄せた…






「と、言っても“仮”だ。死んだ事にするのだ」



聖「意味がよく分かりませんが」



「お前達を任務で動きやすくするためだ」



『死ぬ必要はないかと思いますが』






2人は落ち着いた口調で、淡々と話をしていく…





「決定事項だ。もう変える事は出来ぬ」



『私達に“存在”を消せと』



「無論だ」






“無論だ”…その言葉に●●●も聖流もグッ…と拳を握り締めた。






「お前達は今日の任務で命を落とす」



「隊長を○○○ ●●●に、副隊長を久遠 聖流に任命する」



「君たちはこれから“零番隊”だ」



「話は終わりだ、お前達は任務に行くフリをして姿を消せ。よいな」






聖流が何かを言おうと口を開いた時…●●●がそれを止めた。






『……行くよ、聖流』



聖「……あぁ」






2人は一瞬で、その場から姿を消した……



















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