桜の花びらが舞う季節
□[15]To be strong Fighting
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『花太郎ー?行くよ?』
花「はーい!今、行きますっ!」
――ドドドドド…ズルッ!…ガション…ドガッ…!!!
『…………;』
毎度のドジぶりに、●●●は呆れた顔をしている。
『花ー、大丈夫?』
花太郎はヨロヨロとしながら、歩いて来た…
花「だ、大丈夫です…!」
『お馬鹿ね、おでこ赤くなってるわよ』
花「え…?」
●●●は花太郎の額に手をあてた…
すると、●●●の手から眩い光が放たれた。●●●が手を離した時には、もう腫れは無くなっていた。
花「あ…ありがとうございます!」
『いいよ。さて、行くよ』
花「あっ!はい!」
2人は歩き出した…
今日は四番隊での治療ではなく、別の仕事をしている2人。
花「最初は…六番隊ですね」
『六番隊ね』
花「朽木隊長かぁー…僕、あの人苦手です…」
『そんなに恐くないから大丈夫よ』
それは●●●さんや他の隊長くらいだ。と思った花太郎だった……
* * * * * * *
――――――……六番隊。
『―――ですが、宜しいでしょうか?』
白「構わぬ」
『分かりました』
花太郎と●●●は色々な隊や場所に回り、薬を届けたり治療を行っていた。
白「大変であろう。忙しいのにすまぬな」
『いいのよ別に。仕事だもの』
白「そうか……戦わぬだろう、四番隊は」
『うん、そりゃーね』
白「腕が鈍るだろう?」
『確かにね』
●●●はクスクス、と笑った。
白「では、今度手合わせ願おう」
『はは、あたしまだ死にたくないわ』
表情には出てないが、楽しそうに言う白夜に●●●は苦笑する。
『じゃあ、またね白夜』
白「あぁ…次は覚悟しておけ●●●」
『白夜こそ』
●●●は白夜やに笑顔を向けると、六番隊を後にした……
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