記憶の旋律

□2話
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――…アリス学園本部前




「…あー、●●●先生?早く帰ってきて下さいよ」





『無理よ』





「即答しなくても…」









学園の前に座って林檎を食べている男が1人




その男は1人で話をしている…




女の声はするが、どこにも姿は見えない









「ん…ありゃりゃ」





『どうしたの?』





「迷える子羊一匹発見…♪あと、ハイエナ二匹」





『は…?』





「いるんだよねー、入学志願の子を怪しげなスクールに入れて入学金をふんだくろうとする輩が」









男は重たい腰を上げて立ち上がった









『助けてこい』





「わかってるよ♪」









ツインテールの女の子が怪しい男2人に騙されていた…








「ちょっと待った♪お仕事の邪魔して申し訳ないんだけど、その子猫チャンをどこへ連れて行くつもりかなー?」








あは〜ん、という効果音が聴こえた…








「「「…………;;」」」





『……………。』





「(な…何?この人っ…!!;」





「なんだお前っ!;」









男はキラキラとした笑みを浮かべると言った








「何って、アリス学園の教師♪」





「「「うそだっっ!!!」








すかさずツッコミがはいった







「え、何で?」





「い‥行こうぜっ;」





「あんなチャライの教師なわけ…」








立ち去ろうとする男2人に教師の男は軽くため息を吐く







「ふぅ…」





「 さ よ う な ら 」









男がそう言うと、怪しい男達は顔を真っ赤にしながら逃げていった




ツインテールの女の子は、ぽかーん…としている









「危ない所だったね‥君も早くおうちに帰んなさい」





「わかった!!お兄さんっ…もしかして、おカマさんやー!!」









女の子は興奮しているが、男の方はあら;?という顔をしていた…















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