脱色N

□限界を突破せよ
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ゴシゴシ


スタ「眠ィ」

ハリ「さっきまで寝てただろう」

スタ「足りねー」


ゴシゴシ


ハリ「…しかし素直に窓拭きするとは…」

スタ「しょーがねーだろ当番なんだし…つか俺だけサボったらお前に悪いだろ」

ハリ「……」ジーン


ゴシゴシ


スタ「なあ」

ハリ「なんだ?」

スタ「最近疲れね?」

ハリ「疲れる」

スタ「ずりーよなウルキオラ」

ハリ「同盟脱退したからな」


ゴシゴシ


スタ「もう藍染様の味方、俺らとゾマリだけだぜ。あ、統括官さんもか」

ハリ「私は…グリムジョーの味方でもある」

スタ「俺は…俺の味方でしかない」

ハリ「言うと思った」

スタ「グリムジョーは…ペットだなペット。変な意味じゃねーからな」

ハリ「分かっている。奴らとお前を同等には見ていないからな」

スタ「…ありがてぇ」


ゴシゴシ


ハリ「そこの洗浄液をとってくれ」

スタ「ん」

ハリ「有難う。…しかし、最近の藍染様はフォローしきれないというか…」

スタ「威厳も糞もねーよなぶっちゃけ。…この汚れ落ちねぇ…」


ゴシゴシ


ハリ「そういう時は新聞を使うんだ」

キュッキュッ

スタ「…お、綺麗になってる!すげぇなお前」

ハリ「これでも女だからな」

スタ「案外あんたは誰よりも女らしいよ」

ハリ「…周りが、な」

スタ「…ちょっとな」


ゴシゴシ


ハリ「ん?」

スタ「どうした」

ハリ「グリムジョーだ」

スタ「ほんとだ」

ハリ「一人で出歩いて…危ないな」

スタ「過保護か」

「「……あ」」

ハリ「ウルキオラ…!」

スタ「言った傍から早速かい」

ハリ「グリムジョーに話しかけている…」

スタ「あ。ノイトラに殴られた」

ハリ「よくやった!」

スタ「…あーあー…喧嘩しだしたぞあいつら。…ザエルアポロも来やがった」

ハリ「大丈夫だ、そろそろテスラが…」

スタ「おお来た、跳び膝蹴りしやがった。ザエルアポロ可哀想だな」

ハリ「自業自得だ」

スタ「おっとついに、ウルキオラがグリムジョーに飛び掛かっ…おー背負い投げ」

ハリ「見事だな」

スタ「やべ、窓曇っちまった」


キュッキュッ
ゴシゴシ


ハリ「グリムジョーがこちらに気付いたぞ」

スタ「周りにバレねぇよう手ぇ振ってんのが可愛いな」

ハリ「可愛いな…まったく」


ゴシゴシ


スタ「さて、こんくらいでいーだろ」

ハリ「…む、待ってくれ。ここに酷い汚れが」


キュッキュ


スタ「あれ…今度は藍染様か」

ハリ「…そうか…っ」←格闘中

キュッキュ

スタ「…気付いた」

ハリ「く…っ」ゴシゴシ

藍『スタークー!ハリベルー!』

スタ「…手ぇ振ってきてる。振り返した方がいいのか?」

ハリ「…藍染様だからな、一応…返そう」


ブンブン


スタ「汚れとれたか」

ハリ「いや、まだだ…っ」

スタ「貸してみ…」ゴシゴシ

ハリ「ふう…」

藍『おーいおいおい』

スタ「…確かにすげぇな!」

ハリ「だろう?よし、洗浄液を吹き掛けよう」

シュッ

藍『うわ〜やられたぁ〜』

スタ「よし」ゴシゴシ

藍『次はこっちの番だー!喰らえ、藍染ビーム!』

ハリ「どうだ?」

藍『…あれ?』

スタ「…ちょっと表面が浮いてきた。どうすればこんな汚れが付着すんだ…何もねー虚圏なのに」

藍『おーい、僕ビーム撃ったよー?』

ハリ「まったくだな…予想以上に骨の折れる仕事だ…」

藍『もう一回撃っちゃおうかな〜?』

スタ「だめだ、おちねー」

藍『よし!もう一回撃ってやるー!』

ハリ「……もういいだろう、アレを使おう」

藍『喰らえ〜』

スタ「……だな。今まで頑張ってきたんだ…ちょっとくらいいいよな」

藍『藍染…』

ハリ「ああ」

藍『ビ…』


「「虚閃」」

チュドーン!!!!!パリーン

藍「ぐふぁあッッ!!!???」バーン

パラパラ…


スタ「お疲れハリベル」

ハリ「お疲れスターク」

「「あがろう」」




【 限界を突破せよ 】


グリ「あ。お前ら…お、お疲れ…」
ハリ「丁度よかったグリムジョー。今からスタークとお茶するんだがお前も来るか?」
グリ「いいのか!」
スタ「来い来い」
グリ「…二人共いつもより生き生きしてるな。何かいいことあったのかよ」
スタ「いや…ただ」
ハリ「掃除とは大切だと身に染みて感じたんだ」
「「な、」」
グリ「…へぇー…?」


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十刃が雑用とか有り得んが…スタハリいいよスタハリ\(^O^)/この二人は公式でも仲良い的なこと認められてたしね!!ひゃほー!

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