Dream

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>切甘



次は私の番だね!
えいっ…

3の目が出たよ!
…『今更暴露話?』

ええー!こんなん嫌だよー

暴露話…
何でもいいって言ったって…んー…

…わかった、アレにする。
でもチューハイもう一缶頂戴!
大丈夫だってキッド、これは勢いがないと言えない話だから。

…残念だけどHな話じゃないからねロー


ぐびっぐびっ
ぷはぁ…よし、いくよ

ルフィ、わくわくし過ぎだよ

…わ、笑わないでよ三人共?



……一言で言っちゃうと…嫉妬みたいな。

三人と出会って…凄い出会い方だったけど
学校が楽しくてしょうがなかったよ

私、三人にとって結構それなりに大きな存在になれてるって自惚れてるもん

私だけじゃなくても
四人共、お互い一緒にいる時間が大切って思いあってるのも分かってるよ


でもね…ふふ、今も鮮明に憶えてるなぁ

ルフィが私達以外の人にぶわって囲まれてた時、

ローが呼び出されて女の子に告白されてた時、

キッドがライブで色んな人にキャーキャー騒がれてた時、

なんかね、めちゃくちゃ悔しかった!

私達の仲間を盗るなーっみたいな

バラバラになるなんてあり得ないって分かっててもね、なんか…うん。


…寂しかった、なぁ

…ぐすっ

あーなんでだろ…泣けてきた


つまり、
嫉妬するくらい三人が大好き、って話


「……」
「…わ、笑うなとは言ったけど…なんで怖い顔してんの皆…!」
「このドアホ!」
「いだっ?!何すんのキッドぉ!」
「嫉妬?こっちの身にもなれってな…!」
「…え?」
「お前の倍は苦しんでるぜ、俺達」
「そーだそーだ!」
「…ど、どういう…」
「理事長を始めとする教師、生徒、その他部外者…邪魔者が少しばかり多すぎだ」
「名無しは皆から愛されてっからなぁ〜」
「…別に…そんな…」
「言っとくけどな、お前が俺ら以外の奴と喋ってんの見るとそいつをバラしたくなる。センゴクでもだぞ」
「あれ、紅一点!ってやつだ、俺たちにとって名無しは!だから尚更悔しーんだよなぁ」
「……」
「わかったか、この馬鹿女。俺達ぁそこらの女より嫉妬深ぇからな」
「…ぐすっ」



杯を交わそう


「ゆ、友情に乾杯…!ふえーん!」
「へへ、かんぱぁい!」
「ハッ…なンだそりゃ…」
「泣きすぎ」



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