記念小説

□寅・トラ・ネコ!
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どうしよう、これかわい過ぎるよ。

ルキア猫似合い過ぎ!!


こんなん欲しい、飼いたい!!


そんな溶解しそうになる自分を、一護は何とか必死に理性を総動員して押し止めた。



(落ち着け、俺!これはルキアだ。猫でも虎でも猫型ロボットでもないんだ、飼えませんから!)


葛藤して疲れた一護はベッドに寄りかかって座った。


やっと落ち着いてきた頃―――



「一護〜」甘えるような声でルキアは一護を呼んだ。

「なんだよ!?」



「抱っこ」



「・・・はい?」



ルキアは延ばした腕を一護の首に巻き付けるとそのまま一護の膝の上に乗っかって抱き付いた。

「眠いのだ〜」

そう言うと、そのまますうすう寝息を立てて寝てしまった。



べったりとくっついたまま眠ってしまったルキアに動転していたが、暫くするとその温かさが心地良くなってきた。


(あったかいなあ、こいつ)


虎の着ぐるみは、着ぐるみとは思えないほどの毛並みだった。


背中を撫でてやると、ルキアが胸元で気持ち良さそうにゴロゴロと喉を鳴らした。


この至福の時間も間もなく終るのだろう。


・・・この着ぐるみまた着てくれないかなルキア・・・。

多分もう二度と着てはくれないだろうが。



それでも一護は【黒猫】と【豹】バージョンのルキアも見たいなという欲望に、発売される日を待ち遠しく思うのだった――




黒猫と豹バージョンは長い隠し爪を持つ危険アイテムだということを知らずに・・・。



(あとがき)

「雪月雑貨店」様との相互で、みなぎ様の素敵な虎ルキアコスの絵にお話を付けさせて頂きました。

・・・みなぎ様謝ります!何この意味不明な話は!?
ルキアの虎コスが猫みたいでかわいくて、みなぎ様の絵がかわい過ぎるという話です!

一護の叫びは餡子の叫びでもあります!

誰がなんと言おうとルキアさんがかわいいんです!



(逃げ!)



「雪月雑貨店」様より相互企画でお話を付けさせて頂きました素敵絵です。
ルキアさんがかわいいのなんの・・ありがとうございました!




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