記念小説

□5000HIT記念
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そんな時、間の悪い事にルキアが大学にやって来たのだ。


ルキアはこの大学の学食、特に白玉餡蜜がいたく気に入っておりちょくちょく遊びに来るのだ。

・・・俺に会いにではなく。


「一護〜、学食に行きたい。奢ってくれ。」


のん気にやって来たルキアに俺はこめかみを押さえた。

そう、しいて言えば俺は今やルキアの都合のいい財布になっている。


学友は本人登場でこれ幸いと直談判しようとルキアに近づこうとしたが、
俺はすかさずルキアをそいつから隠すように間に割り入った。


「駄目だって言ってるだろ」


「何でだよ、交渉ぐらいさせろよ〜」


食い下がる学友をあきらめさせるため俺は必死だった。


「何でって、見て分かんないのかよ。こんなチビでガキみたいな幼児体型にモデルなんて出来る訳ないだろうが!」


・・・これがいけなかった。



「―――チビでガキみたいな幼児体型で悪かったな」


俺はしまったと思ったが、全ては後の祭りだった。

ひんやりと怒りの冷気を発しながらルキアはにこりと学友に微笑んだ。



「そのお話し、詳しく聞かせて頂けるかしら」





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