記念小説
□ハッピーチャッピーイヤー
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【楽しく遊ぼう!ロシアンうさぎルーレット!
このゲームはうさぎの姿を変化させることが出来ます。
黒うさぎ
アリスの白うさぎ
ミッフィー
チャッピーets・・・
変化はランダムになっており、どんな変化かはお楽しみ。当たりもあるよ!
スタートはしっぽを引っ張って、決定はしっぽを押します。
何が来るかは分からない、まさにロシアンルーレット!】
「・・・また、何だか分からねえ怪しい機能を・・・」
「チャッピーになれるのか!?一護、やってくれ!」
目を輝かせてルキアがしっぽを突き出す。
こいつは、またうさぎに釣られて・・・。
「言っておくけどチャッピーになれるかは分からないからな!?」
「そんなことは分かっている」とルキアは口を尖らせたが、期待している事は一目瞭然だ。
チャッピーが当たらなかったら文句を言われそうだが、まあ何が当たってもうさぎは変わらないのだから怒られはしないだろう。
そう思いながらしっぽを引っ張った。
『ルーレットスタート!』とう声を共に、
『ダララララ・・』と軽快な音楽がしっぽから流れだした。
その音に少々吃驚しながらも、ルキアも俺も気持ちが高まっていく。
ここだ!という処で俺はしっぽを押した。
『大当たり〜!おめでとうございます。』
思わぬ大当たりのアナウンスに、ルキアと二人小さくガッツポーズを作った。
何か分からないが、当たった事にテンションが上がる。ルキアも期待に顔を輝かせている。
ただ――俺もルキアも考えが甘かったのだ。
この着ぐるみの発案者と開発者が、あの乱菊さんと技術開発室だって事を―――
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