小説
□パラレル★トラベル
〜BASARA世界番外編〜
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ニヤリと笑うマサムネに、ユキムラの胸はドクンと鳴った。
…………ー―
ズチュ、
グチュグチュ‥
卑猥な音が室内に響き渡る。
「あッ はッ‥マサムネ…殿ォ…」
求められれば本気で拒絶することなど出来ず、ユキムラはマサムネの熱い楔を呑み込んでいた。
「そ‥な、したらッ‥」
はっはっと呼吸の荒いユキムラの頬を、マサムネは優しく撫でた。
「悪ィ… 手加減出来そうにねぇ。」
久方ぶりに感じる体温は、マサムネにも余裕を与えなかった。
ギュッと閉じていた瞳を薄く開ければ、マサムネの切なげな表情が目に映り、ユキムラは無意識にナカを締める。
「馬鹿‥ッ‥んな締めんな…」
キュウキュウと柔らかい肉壁に締め付けられ、マサムネの雄は質量を増した。
「やぁッ! も…無理で御座る…」
マサムネの存在をより強く感じ、ユキムラは声をあげる。
「締め付けるアンタが悪い。」
「そ、そん…な‥。」
何とも理不尽に思うユキムラだったが、完全に否定は出来なかった。
マサムネから伝わる鼓動や体温が愛しく、喜びを感じていたのだから。
「また考え事かよ?」
拗ねた様にマサムネは問い掛ける。
「マサ‥ムネ殿の…事で御座るよ。こうして‥再びマサムネ…殿を感じられる事…が、幸せで‥あると…」
「煽ってんのかよ?」
「…そう‥かもしれませぬ…」
額に汗を浮かべ、ニコリと笑うユキムラに、マサムネはゴクリと唾を飲み込んだ。
「Ok‥なら期待に応えるのが男ってモンだな。」
言うが早いか、マサムネは休めていた律動を再開した。
「ふッ‥ あ‥あんッ‥」
必死に腕を伸ばし、ユキムラはマサムネの首に絡み付く。
「‥サ‥ネ殿ォ…」
「ここに居る… オマエと共に、オマエの中にッ」
ズチュグチュグチュッ
「あッあッ…」
ナカを突き上げてくる熱に、何度も意識を奪われそうになりながらもユキムラはグッと堪えていた。
「素直に‥なれよユキムラ…」
だが、ユキムラは首を振る。
「もっと…マサムネ…殿を感じて…いたいのです。」
その言葉に、マサムネは嬉しそうに隻眼を細めた。
「何度でも‥感じさせてやる。」
ユキムラの足を肩に乗せ、更に奥を突き上げた。
「ひゃッ!? んんッ、あッ‥はッ…」