PSYCHO-PASS
□PSYCHO-PASS LEGEND
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その銃口(システム)は、正義を支配する
『厚生省公安局刑事課一係監視官、佐々山光です。』
『Good morning、朱ちゃん!』
人の精神が数値化され、管理されている世界
『まいどー、佐々山軒でーす!』
「……遅いぞ。」
何もかも忘れて、ただ私の側にいて。
そう言えば良かった。
言いたかった。
でもどうしても、言えなかった。
誰かを愛することなんてできるわけなくて
「あたしは、自由が得たくて執行官になったワケじゃない。」
正義の在処――シビュラの神託
「まあ、先輩達が、そう言うんだったら従いますけど。」
だけど誰かに、愛されたくて
「帰ったら、為すべき事をしましょう。陽が落ち、そしてまた昇るまで…ずっと。」
意思の枷――生命の檻
「そうだな。どちらかと言えば、好みのタイプだ。」
You know yourself.
『あんまり、優しくしないで下さい。』
「そうですよ。泣いちゃったら…どうしてくれるんですか。」
「さぁ。思いつかないな、生憎女性の扱いは不慣れでね。まぁ、泣き止むまで側にいるさ。」
成しうる者が、成すべきを為す
I know myself.
『執行官だから、監視官だからじゃない。私たちが刑事だから。』
We
know our own self.
『それが、仕事だから。私達の。』