03/07の日記
17:38
仲良し三人組
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「へぇ、不思議な子だね」
「うん。悪い子じゃないとは思うんだけど」
「人見知りなのかも」
「そんな感じ」
「あっ!居た!!あんた達!」
「わっ?!ルネ!!」
「今どこから来たの?!」
「何よ人を化け物みたいに!!失礼ね!」
「大体あたしが居ちゃ悪いわけ?」
「そんな事言ってないってば」
「そうだよ驚いただけだよ」
「ふーん」
「その疑いの目をやめてください」
「…」
「えぇ…(そんなに見ないでほしいな…)」
「ま、いいわ。クロックスの事探してたの」
「なんであたしがって思ったけどし・か・た・な・く!」
「はいありがとう」
「…」
「クロックス宛に手紙が来てたわよ」
「手紙?なんで?」
「知らないわよ」
「うわっ睨まないでよ」
「誰からの?」
「わかんないわ。くれた人もよくわかんないみたいでとにかく黒い子に渡してって。」
「それだけ?黒い子って僕以外にもいるでしょ」
「ごたごた言ってないでさっさと受け取りなさいよ!」
「はいはい」
「…」
「なんて書いてあるの?」
「…」
「どうしたの?クロ」
「…読めない」
「え!」
「インクこぼしたあとみたいな感じで全然わからないよこれ」
「はっ?いたずら?」
「ほんとだ。でもなんか、歪だけど文字っぽいような…」
「難しい…」
「本当に文字なワケ?」
「んー…」
「絵とか!」
「絵にはみえないかな」
「だよねぇ」
「クロックスあんた大丈夫?変なことに首突っ込んでないわよね」
「何にもやってないけど…」
「やっぱり別の人宛じゃないのかな」
「あたしが悪いってわけ?」
「そ、そういう意味じゃなくって」
「…」
「…まさかね」
「? 何が?」
「ほら、さっき話した子。その子かなって思って」
「あぁ」
「なんの話よ」
「説明して!」
「えぇ…うーんと」
「小さい女の子の事」
「この前会ったんだって」
「小さい女の子って」
「犯罪じゃない!クロックス最っ低!!!」
「ええぇえなんで!」
「小っちゃい子なら文字かけなくてもおかしくないわね」
「はぅう…スルー」
「クロ、次その子に会ったら聞いてみたら?」
「うん、そうするよ」
「ふーん…また会うの?」
「その言い方やめてよ!」
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