12/07の日記

21:38
判断
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人を殺すということは取り返しのつかないことですから、その時には「この殺人は必要だ」というしっかり判断と強い意志が必要なのだと思います。傍目から見ればいっそ傲慢にうつるほどの。

プロとして一度決めたからには、選択を誤ったと後悔してはいけない。

他人に指示されて人を殺す七郎はまだ持ってない力かなと思います。
決まった人間しか殺さないと彼はいいますが、どの依頼を受けるのか決めるのは当主です。次に七郎は誰を殺すか決める立場になるわけで。誰かの意志の下、機械的に殺すというのは通用しなくなるわけですよね。

そこから最終試験に関して考えたのですが、あれは身内を殺せるかというものではなく、「誰を殺すか決めることができるか」という内容だったんじゃないかと思いましたよ。
総帥が扇兄弟のことを知っていたのかどうかは知りませんが、知ってたとしても大した興味もないでしょうから、依頼は「一郎を殺せ」の一点だったのは間違いないと思います。
この依頼、内実を知るものにとってはかなり曖昧です。扇一郎を殺すのか、裏会幹部『扇一郎』を殺すのか。5人生かしてもよいし4人生かしてもよいし3人生かしてもよい。
この難しい選択を、二蔵さんはだからこそ七郎にやらせたのかもと思いました。
もはや分離させることは難しく6人殺す以外の選択を選べないとしても、「全員殺す選択したのは自分だ」という重荷に耐えられるかとか、そんな感じ。
あの依頼は結構前からきていたんじゃないかと思うので、迷う時間はたくさんあったのかなと想像したりします。
六郎兄さん殺したくないよ〜どうしようと迷ってくれてるといいよね!

そして一郎殺しに関してわざわざまっさんを当て馬にする必要性がよくわからなかったので、七郎が迷って殺害を延ばした結果、丁度夜行が襲撃する日になったとかあったら面白いなーと思います。
だから「ごめん人であるうちに略」という台詞がでてきたのかもと妄想が進む。

七郎は5人一度に殺したことが正しかったのか、未だに迷ってるのかもしれないと思います。

他にも、一郎以外の兄弟は生かせないかと思って無理矢理分離させてみたのかなーとか考えてみました。もしそうなら大失敗だよ七郎

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