短編小説

□一ノ瀬昭
1ページ/2ページ

「あれ?…ショウちゃん?」
「何よ、変な顔して」
「髪切っちゃったの?」「見ればわかるでしょ」「何で切っちゃったのー!?」
「ケジメよ」
「ケジメ?」
「いつまでも体の小さい海昇に頭で負けていられないから」
「体の大きさは関係なくない?」
「プライドの問題よ」
「ショウちゃんの黒髪、好きだったのに」
「それは残念だったわね。あたしには関係ない事だし」
「でも、元気になってくれて良かったー」
「そんなに元気なかった?」
「イッちゃんに感謝しなきゃだねー」
「(聞いてない…)維鞘を知ってるの?」
「中学の先輩だったからね」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ