短編小説
□ゲーム03
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「ここの噂知ってる？」
「知らねー」
「推理ゲーム始めたんでしょ？好奇心旺盛にさぁ…」
「何で知ってるわけ？」
「自分のホームページくらいちゃんと管理しなよ。
日記に書いてあったから僕も書き込みしてあげたんだよ？」
「お前の暗号のおかげでユウに捕まってたんだ」
「そんなに時間かかった？あー、またヒロ君の事いじめて遊んでたんだ？」
「ちげーよ。遊んでやったの。可愛がってやったの。すぐそういう目をする。
……つーか、話ズレてねえ？」
「あれ？何だっけ」
「ここの噂だろ。自分で持ち掛けて忘れんなよ」
「あ！そう、君がやってるアレ、冒頭文に出たでしょ？
『事実を元に構成しています』って。それで、ここの話なかった？」