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□SINCE LAST GOODBYE
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熱い。
熱くて、感覚が可笑しくなる。



耳元で聞こえる不二の声は、俺の身体を芯から熱くしていく。
恥ずかしさと、愛しさが同時に押し寄せてくる感覚に抗う事が出来なくなっていく。


『っ…ぁ…』


気付くと、俺は自らの手で熱く猛る自身を扱いていた。
今までこんな事、したことが無かった俺が。



耳元で好きだと囁かれ、伝わるはずもない不二の熱い吐息が電話越しに伝わってくるようで。


自分でも、もう
こうするしかなかった。



『…はぁ…ふ、じ…っ』

「…手塚…」



片手に携帯を持ち、遠くに居るはずの愛しい相手を感じる。
久し振りに聞く声と、溢れる感情に互いにあらがえない。


加速してゆく、感情。


気持ちだけ、先走り
気付くと己の感情に流されている。



気付くのが遅すぎた所為か、それとも永く離れていたからなのか。




『くっ…不二っ…』

「…んっ…僕も…もうっ」
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