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□一生のお願い
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「な、頼むよ獄寺ぁー…」
「嫌だ」
「一生のお願いだからっ!な…?」
「それは前も聞いた」
のんびりとした土曜日の昼下がり、山本は獄寺の家に来ていた。
普段であれば部活に勤しんでいるはずの時間帯。
なぜこんな時間に山本がいるのか、というと…
「頼むって獄寺ぁ…次テストヤベぇと部活出来なくなるかもなんだって…」
そう、部活がない理由は、2日後に控えた中間テスト。
山本は毎回補習に当たってしまうわけで、今までは目を瞑ってくれていた監督も
ついに痺れをを切らしてしまったらしい。