#1859

□Nursing Day
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「隼人…休みなの?」

獄寺を呼びにいった草壁からの連絡に、雲雀は顔をしかめた。

「沢田が獄寺は今日は学校欠席だと言っていましたが…」

少し言いづらそうにそう告げると、草壁は雲雀からの返答を待つ。

「草壁…今日のこの後の予定は?」

「今日は特に重要な会議はありませんが…」

「じゃ、今日はこれで帰るよ」

「…委員長!?」

雲雀の予想外の行動に草壁が驚いた声を上げる。

普段、何よりも学校を大事に思う雲雀がまだ半日も経っていないのに帰る、と言いだす。

雲雀の有り得ない行動に困惑する草壁をよそに、雲雀は帰り支度を始める。

「委員長…それで宜しいのですか…?」

雲雀の予想外の行動に思考が追いつかない草壁に対して、

「何度も言ってるじゃないか…いいよ、後のことは君に任せる」

「あ、学校に何かあったら…どうなるか分かってるよね?」

ドアを開け、振り向き様に薄い笑み――捕食者の笑みを浮かべてこう言うと、雲雀は足早に応接室を去った。

「は…はい!!」

当の草壁は、万が一雲雀の気分を逆撫でるようなことがあったら…
そう考えると、こう返事をする他になかった。
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